こんにちは!HSPのひろパパです。
この記事では、気質が繊細な「HSPママ」の診断と子育ての辛さを和らげる方法について、紹介します。
「子育てが辛い」と「そんなの当たり前」が共存している子育て中のあなた!
ひょっとしてあなたは、子育てが他の人の何倍も辛く感じてしまう“HSPママ”なのかもしれません。
HSPママ診断
以下リストの中から当てはまるものを選んでください。
・質問1:流れに身を任せず、深く考えてから行動する
・質問2:光、音、においなどに過剰な刺激を感じる
・質問3:他人の心境が手に取るように解り、共感や同感することがよくある
・質問4:映画や本に感情移入し、号泣してしまう
・質問5:自分に向けられていない他人の不機嫌にストレスを感じる
・質問6:些細なことに気づきやすく、またそれが気になって仕方がない
・質問7:長時間、他人といることにストレスを感じる
・質問8:嫌な言葉や出来事がいつまでも忘れられない
・質問9:自分に自信が持てないと感じることがよくある
・質問10:疲れた、辛いと感じることがよくある
診断結果
これらは、子育て中のママに向けたHSP度を確認するための質問です。
さて、先ほどの質問のうち、あなたはいくつあてはまったでしょうか?
質問に対する度合いにもよりますが、3つ以上あてはまるなら、HSPが子育ての辛さの原因かもしれません。
HSPとは
HSPとは(Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字を取った略語で、“非常に敏感な感受性を持った人”のことです。
・思考が深い
・刺激を過剰に受けやすい
・場の状況、人の心境が読み取れる
といった気質を先天的に持ち合わせています。
そのため、
といったことで悩んだり苦しんだりします。
どんな人がなりやすい?HSPの原因
脳には偏桃体(へんとうたい)という部位があります。
この偏桃体は不安や恐怖を感じたときに活動すると言われている。
HSPの症状がある人の多くは、先天的に偏桃体の働きが強く、また桃体の働きを抑制する神経伝達物質である“セロトニン”を脳に伝搬する働きが弱いことがHSPの原因として考えられています。
HSPママはこんなことが辛い…
HSPは統計的に2割の人があてはまると言われています。
5人に1人という割合は決して低くなく、そのため、自身ではどうすることもできないHSPのつらさに多くの子育て中のママは悩まされている。
子育て中のママは、自身のお子さんだけでなく、ママ友やPTA、子ども会といったコミュニティにも関わることになります。
そのため、人付き合いが苦手なHSPママは、HSPでない人には想像もできない“つらさ”や“疲れ”に悩まされてしまう。
【子育てがつらい】繊細でまじめなHSPママが育児に疲れた時の対処法
【子育てがつらい】繊細でまじめなHSPママが育児に疲れたときの対処法
赤ちゃんの泣き声や子どもの癇癪にどうすることもできない
HSPママは他人に共感しやすい気質を備えています。
自身の子どもとなればこの気質はますます強くなり、共感を通り越して同感してしまう。
泣いている赤ちゃんや癇癪を起こしている子どもと同じ心境に陥ってしまい、一緒に悲しくなったり、イライラしたりしてしまうんですね。
自分が発端でないマイナスの感情の流入に多くのHSPママは辛さを感じています。
またHSPは同感だけでなく、光や音に対しても敏感なため、HSPでない人より子どもの泣き声や癇癪が何倍もつらく感じる傾向にあります。
ママ友との付き合いが苦痛
子育てママの多くは、育児や教育で様々な問題に直面します。
パパに頼れる部分もありますが、ママとして、女性としての苦労、心境全てが理解できるわけではありません。
ママ友同士は、苦楽を共に分かち合えるため、良き相談相手として、協力関係を築く事ができます。
ただHSPママは他人を気遣うあまり、ママ友に申し訳なさや負い目を感じてしまいがち。
もともとHSPの人は無理に交友関係を広げないことでHSPのつらさを和らげている場合があります。
ご近所、同じ幼稚園、学校に通うお子さんのママというだけで“ママ友“という関係が自然に形成され、そのことにストレスを感じているHSPママは少なくないです。
幼稚園やPTAの仕事で自分を追い込んでしまう
子育て世代では、子どもが通う幼稚園や学校のPTA、地域の子ども会などの役割を負うことが求められます。
これらはまず、HSPママが苦手とする大勢の人とのコミュニケーションを必要とします。
仕事も全体の運営を任されるものから、ちょっとした手伝いまで多岐に渡ります。
他人を気遣うHSPママは、不本意ながらも他の人がやりたがらない役割を引き受けてしまう、過剰に仕事を背負ってしまう、といったことが多く、不必要に自分を追い込んでしまいます。
HSPでも子育てをうまくやってゆくコツ
HSP気質のママでも、子育ては十分にやっていけます。
HSPはその人が持って生まれた先天的なものであるため、克服はできませんが、その症状を知ることで辛さは回避できるようになります。
まずは自分がHSPであることを受け入れる
HSPママの多くは、HSPが辛さやストレスの原因であることを実は自覚していません。
そのため適切な対処策が取れないどころか、その方法があることすら知りません。
子育ての辛さやストレスが他のママより強いと感じるなら、まずは家族や信頼できる友人に相談、HSP診断を受けるなどして、HSPの度合いを把握することからはじめましょう。
自身の子どもであっても境界線を敷く
HSPママは他人と共感しやすい気質のため、そのことで辛さを招いている人も少なくはありません。
他人であれば距離を置く、といったことで対策できますが、自分の子どもとなるとそのような選択にどうしても躊躇してしまいます。
HSPママが辛いと感じる“共感“を通り越した子どもとの“同感“は、ママの方が、子どもの気持ちに釣られてしまうケースが殆どです。
子どもに感情移入してしまわないよう例え親子であっても、一定の境界線を敷くことである程度自分が保てるようになります。
無理に交友関係を広げない
ママ友は同じ境遇に立たされている人同士のコミュニティのため、頼りにしているママもたくさんいらっしゃると思います。
ただ内気で繊細な気質のHSPママにとって、相性が悪いママ友との交友は苦痛以外の何物でもありません。
もしあなたが“辛い”と感じるのなら、子どもや自身が悪く思われることを恐れず、ママ友との交際を断ち切ってしまうことをおすすめします。
HSPママでなくても、フルタイムで仕事をしている人やあえて交友を持たないママも大勢いらっしゃいますので、気にする必要はありません。
【HSPママの悩みを解消するヒント】
【子育てが苦手】HSPが原因で子どもと長い時間一緒にいられない? HSPのママは理想や目標が高くて子育てに疲れてしまう? ~すべき思考になりやすいHSPは子育てに疲れる? 【HSPの特性】物事を「0か100か」「白か黒か」で考えてしまう 【HSPが原因?】子どもの泣き声が苦手で子育てが辛い先輩HSPママの実体験談
現在10歳になる娘のママです。
私の場合、子育て中、夫が私の辛さを察してくれたのか、HSPであることに理解を示してくれました。
そのため、人付き合いが必要な幼稚園やPTA、授業参観などは夫が一手に引き受けてくれます。また休みの日は、気分転換できるよう育児をかわってくれる。
娘と距離を置くこともHSPママにはとても効果的です。
一時保育やベビーシッターを時々利用することで、子育ての辛さやストレスをかなり和らげることができます。
自身がHSPと知る以前は、子育てが辛いと思うこと自体にも負い目を感じていました。HSPの正しい理解は、自分を楽にしてくれます。
もしあなたがHSPを疑うなら、一人で抱え込まず、家族や親しい友人に打ち明けてみてはいかがでしょう?
まとめ
今回はHSPママの診断とその対処方法についてご紹介させて頂きましたが、HSPは決して“病気”ではなく“気質”であって、適切に向き合うことで子育ての辛さを和らげられることをご理解頂けたでしょうか?
最後にまとめです。
・HSPは敏感な感受性を持った人のことで統計的に5人に1人がHSPにあてはまると言われている。
・HSPママの大半は、自分がHSPであることに気がついていないため、辛さを和らげるためのアクションが起こせない。
・HSPママが子育ての辛さを和らげるには、以下の対策が効果的
‐人(他人、子ども)との間に境界線を引く
‐無理に人と関わらない
‐家族や信頼できる友人を頼る
私自身もHSPなのでHSPママの気持ちはよく分かります。もっと詳しくHSPに関する記事を読みたい方はこちらもどうぞ
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